Whanaungatanga〜繫がり〜

ニュージーランドのマオリ語で家族のような繋がりという意味。このブログでは科学的に人生をより豊かにするためということをテーマに、スポーツ、健康、生き方、コーチングについて記していきます。日々気づきや学びをどんどんシェアして行きます。

PROSESES VS OUTCOMES 〜プロセスvs結果のお話〜

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 謝辞

 

みなさんこんにちはブログを書くことが大変遅くなったこと、申し訳ございません。

 

 

 

ここ最近、忙しいの一文字でした。

 

自らのトレーニングを欠かさず、試合、コーチング、通訳、大学の研究、ガイドと全てが一気に降りかかってきました。

 

 

こんなに幸せな時間はなかったですが、相当でかいパンチがきました。笑

 

そこで学んだこともたくさんあるので、また紹介したいと思います。

心のお話

 

これは、NZIS(ニュージーランドインスティチュートスポーツ)と言う

スポーツ学校に心理学を学びにいった時のお話です。

 

 

そこでの内容はどうやって、

メンタルから、スキルの向上をはかるのと言う授業内容でした。

 

 

そこで教えていただいたのはニュージーランドの文化性とパフォーマンス。

 

そして、ニュージーランドが行った改革について

 

ニュージーランドのW杯敗戦後に行った心の改革

ニュージーランドオールブラックスはみなさんが知っての通り

W杯で2連覇そして、世界ランク一位と

これほど結果を出し続けているチームは世界のどのスポーツを探してもないでしょう。

 

 

しかし、

Wカップ3大会前、4大会前では、W杯までは、W杯優勝確定と毎年謳われも結局ベスト4で敗退するなど、最初の優勝から2回目の優勝が実は遠い遠い存在であった。

 

W杯までは負けなし、しかし、W杯ではどうしても勝利を掴めない。

 

これだけ結果にコミットし、

W杯の負けの度にコーチを変更しやってきたが

なかなか欲しかったものに届かない。

 

何がニュージランドに足りないのか。

 

 

それは

 

 

 

 

 

そして、3大会前の敗北がニュージーランドを大きく変化させました。

通常ならこの敗戦でヘッドコーチが変わることが確定でしたが、

 

しかし、ニュージーランドラグビーユニオンは

 

世界で一番大きな負けを知っている。

 

世界で一番経験を持っているスティーブンハンセンをヘッドコーチを継続することを決定

 

 

 

唯一のプロコーチであり負けたのあとにも継続できたコーチでもあります。

 

 

その負けから、オーストラリア、南アフリカから違った道を進みはじめた。

 

 

ここが完全に、戦術や結果からニュージーランドが離れ、心や繋がりにの方にフォーカスしていったところでもあります。

 

 

ここからは、どうやって人が本番でパワーを発揮できるのか、チームの繋がりをどうやって生むのか、チームをどうやって信じるのか。

 

戦術は破られるともう終わり?

 

結局、戦術しか信じるすべがなければ戦術が破られたらもう信じるものがない。

 

 

するとチームが歪み始める

 

そして、崩壊し始める。

 

W杯の心にかかる圧力

 

W杯がどんな舞台かといことを

ダニエルカーターが本で私たちに教えてくれた。

 

 

グランド外のコーチ、選手から、次はパスだとか、この動きのあとはカットインだ。

次はダミーパスだと、体の動き全てを分析され、丸裸にされるそうです。

 

それだけ厳しい舞台なんです。

 

また、雨や風、ファンの数、ブーイングの数、もしかしたら、いきなりコケるかもしれない。

そう行った、予期してなかったものはどんどん信じていたものを崩し始めます。

 

そんな中で、どうやっていいチームとして個人としてパフォーマンスをだし続けるのか

パフォーマンスを出すための心

 

それに大切なのは

 

 

みなさんご存知のようにこの2連覇の立役者はギルバードエノカなのかもしれません。

 

 

彼が、選手とコーチの心のあり方をかえました。

 

 

パフォーマンスを上げるためには

 

どのような状態でもブレない心

 

何か信じるものが必要だと。

 

 

ここで上げるのは

そこでの一つの例ですが

 

プロセスを信じると言うこと。

 

 

成功をイメージすると言うこと。

 

今まで僕のブログを読んだことがある人は聞いたことあるなと思ったかもしれません。

 

 

イメージ→リアルになるということ

 

失敗やネガティブなイメージをすると

もちろん、失敗するでしょう。

 

しかし、成功やポジティブイメージができれば

もちろん、成功します。

 

そこで、

ニュージーランドで試合でパフォーマンスアップに必要だと言われてる

 

メンタルマップを紹介します。

ダニエルカーターのメンタルマップ

 

ダニエルカーターの例です。

 

土曜日 試合

日曜日 分析

月曜日 ゴール設定 例えば、キックの成功率5%アップとトレーニング設定

火曜日 トレーニング (ゴールキック20本)

水曜日 オフ この日はラグビーのことを全く考えない

木曜日 トレーニング (ゴールキック10本)

金曜日 セルフトークを高める トレーニング

土曜日    試合 

 

 

このマップで重要な

3つを赤で記しました。

 

 

ゴール設定

 

 

おそらくゴール設定は

 

おそらく予想できたことだと思います。

 

ゴールがなければ、準備はできませんからね。

 

 

しかし、このゴールが一番大切です。

 

これをリアルにイメージできないと

いい準備は浮かび上がってきません。

 

 

ゴールがイメージできると

しなければならないことは自ずとわかります。

 

 

そしてやりたくて仕方なくなります。

 

rugdaichan.hatenablog.com

 

メンタルブレイク

 

次にラグビーを何も考えない日

 

これは驚きかもしれません。

 

心の休憩日

 

実は、これが大変重要な要素になります。

 

ラグビーを全く考えない日がラグビーのパフォーマンスを引き伸ばすなんて。

 

 

実はメンタルにも休憩が必要です。

 

ニュージーランド人がよくするのが自然と遊ぶということや

 

チルです。

 

それについての理由や科学的な部分は

以下のブログにて

 

rugdaichan.hatenablog.com

 

 

rugdaichan.hatenablog.com

 

 

rugdaichan.hatenablog.com

 

 

そして、

これによって何がよくなるのかと言われていると

 

 

閃きやクリエイティブな部分だと言われています。

 

それは、試合中だけではなく、栄養バランス出会ったり、新たな趣味であったり、トレーニングの違和感であったり全てにおいてです。

 

ラグビーにおいてこの能力はなくてはなりません。

 

0.5秒でピクチャーが変わるからです。

 

言葉で自らのイメージを高める

 

そして最後に

セルフトーク

 

ポジティブなセルフトークをするようです。

これによってさらに、自分を尊敬ができるようになり、またイメージがよりしやすくなります。

 

 

実際、人間は自分で自分のパフォーマンスの限界を自分で作っている可能性が高いです。

 

セルフトークはこれらを助けます。

 

セルフトークについては以下のブログで記しています。

 

rugdaichan.hatenablog.com

 

 

 

 

フォーカスを結果に向けるのではなく、

これらのプロセスをすれば自ずと結果がついてくると信じることが、

 

彼らのパフォーマンスを高めています。

 

運動神経が良くてとかありますが、それ以上になんでも挑戦してやろうという心であったり、チームのためにのいう心であったりが多きな差を作っています。

 

 

しかし、実際アメリカのように結果にだけコミットしている国だって存在します。

 

彼らにとってはお金が全てです。

 

お金が全てを解決します。

 

そして彼らは彼らなりに成功しています。

 

それはそれで間違い無いです。

 

これらは文化によってどっちを信じるかは変わってきます。

 

プロセスなのか結果なのか、どちらが正解かは無いです。

 

 

結果が出れば正解です。しかし正解とはお金だけでは無いです。

 

それだけは、頭の隅っこに入れて欲しいなと思います。