抽象度(視座)
重要なポイントはつまり抽象度
抽象度が高いというのは
具体的ではないということです。
松浦君
↓
大阪市民
↓
大阪府民
↓
日本人
↓
地球人
↓
動物
↓
生物
といったような感じです。
松浦君として見ると
「A型」とか「顔にホクロ」「身長」「体重」「人間性」も含めて多くの情報が存在します。
一方、大阪市民と枠を広げるとどうでしょうか?
より少ない特徴で、より多くの人を把握することができます。
といったように
物事を簡単に捉えることができます。
簡単に物事を捉えることができれば、簡単に問題を解決できりします。
1人1人何かの問題を解決するよりも、大阪の問題を解決することで、1人1人の問題が一気に解決できる可能性が大いにあるからです。
スポーツにおける抽象度
では、スポーツで抽象度を高めるとはどういうことでしょうか?
例えばラグビー
松浦君
↓
スクラムハーフ
↓
バックス
↓
ラグビー選手といったとこでしょうか?
構成では?
みたいな形で少しづつでいいので高めて見てください。
一人づつを見れば確かにカオスですが、
抽象度あげるとフラクタルに見えかつ、簡単に見えてくると思います。
戦術の考え方
僕の母校の先生は相手の立場になって戦術を考えろと言われたことがあります。
全く持ってその通りです。
強いていうなら、ラグビーを本質を知り、両方から見ろが正しいのだと思います。
なぜ、ラグビーを見ろなのか?
そもそもラグビーは味方と相手がいて成り立ちます。
つまり、相手のことを考えずしてラグビーは成り立ちません。
3段論法戦術が大誤算を産む
AをすることでBなる。そこでCに攻撃することによって、スペースが生まれDにトライ!!
こんな風に戦術を考えていないですか?
この考え方は勝手に3段論法戦術と命名させていただきます。
A=B,B=C,ならばA=Cだということ
不完全性定理をご存知ですか?
100%はありえないということです。
=は100%だということはすでにもう勘違いなんです。
限りなく100%には近いが100%ではありません。
もし例えば先ほどの99,9%だとするとA=Zは何%になるでしょうか?
そこで登場するのが、
戦術的ピリオダイゼーションであったり、
ポッド、シェイプといったものが存在するわけです。
ポッドができれば、ブレイクダウンの質が上がったり、
ポジショニングがよければグッドタックルができるようになったりと
大きなところを整えると、小さなことが勝手に解消されるものです。
戦術の考え方やコーチングをする際ぜひ参考にしていただけたら光栄です。